2020年度 新博士自己紹介

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2020年度に博士号を取得した方で、原稿を頂いた方の自己紹介文を掲載します。

沓間 弘樹

論文題目

Development of novel calibration methods and performance forecaster of cutting-edge superconducting detector MKIDs for CMB experiments (CMB実験応用を目的とした最先端の超伝導検出器MKIDsの新しい較正手法と性能推定ツールの開発)

指導教員
(研究室名)
服部誠 准教授
略歴 2016年3月 東北大学理学部宇宙地球物理学科 卒業
2018年3月 東北大学大学院理学研究科天文学専攻 博士前期課程 修了
2018年4月 - 2021年3月 理化学研究所大学院生リサーチ・アソシエイト
2021年3月 東北大学大学院理学研究科天文学専攻 博士後期課程 修了
今後について 理化学研究所基礎科学特別研究員
新博士からのメッセージ 服部誠准教授のご指導のもとでCMB偏光観測に向けた超伝導検出器MKIDの新しい較正手法の開発や性能推定ツールの開発を行ってきました。様々な方々のサポートのもと博士学位を取得することができました。心より感謝を申し上げます。

松木場 亮喜

論文題目

Disk fragmentation and intermittent accretion growth of protostars in the early universe (宇宙初期における星周円盤の分裂と原始星の間欠的な降着成長)

指導教員
(研究室名)
大向 一行 教授 (天体理論グループ)
略歴 2016年3月 茨城大学理学部理学科 卒業
2018年3月 東北大学理学研究科天文学専攻博士前期課程 修了
2021年3月 東北大学理学研究科天文学専攻博士後期課程 修了
今後について 京都大学にてポスドク
新博士からのメッセージ 在学中は、大向一行教授からご指導をいただき、初期宇宙における星形成に関する研究を行いました。天文学専攻では多様な研究テーマを扱っているため、幅広い分野の興味深 い研究成果を知ることができ、刺激的な日々でした。そのような素晴らしい環境を与えてくださった、大向教授を始めとする天文学専攻の皆様には大変感謝しております。東北大で学んだことを糧として、今後も研究に邁進していきたいと思います。

Mochamad Riza Iskandar

論文題目

Pathways, timescales and transport of the Indonesian Through?ow, and water mass transformation in the Indonesian Seas (インドネシア通過流の経路・時間スケール・輸送とインドネシア海における水塊の変質)

指導教員
(研究室名)
Toshio Suga (Physical Oceanography Laboratory)
略歴 August 2009 - July 2013 Department of Physics, Faculty of Mathematics and Natural Science, Padjadjaran University, Indonesia
October 2015 - September 2017 Department of Geophysics, Graduate School of Science, Tohoku University, Japan
October 2017 - September 2020 Department of Geophysics, Graduate School of Science, Tohoku University, Japan
今後について Researcher at Research Center for Oceanography, Indonesian Institute of Sciences
新博士からのメッセージ It is very remarkable for me with the chance to study in the Physical Oceanography laboratory under the guidance of Professor Toshio Suga. I would like to express my appreciations to all member of Physical oceanography laboratory. I encourage new students to learn and observe the interesting research questions and achieve your dreams.

西田 有輝

論文題目

Dominance of a dipole magnetic field under the condition of the past Earth's interior based on numerical simulations of the geodynamo(数値ダイナモシミュレーションに基づく過去の地球内部条件下における双極子磁場卓越性に関する研究)

指導教員
(研究室名)
加藤 雄人 教授(宇宙地球電磁気学分野)
略歴 2011年3月 私立海城高等学校 卒業
2016年3月 東北大学理学部宇宙地球物理学科 卒業
2018年3月 東北大学大学院理学研究科地球物理学専攻博士前期課程 修了
2021年3月 東北大学大学院理学研究科地球物理学専攻博士後期課程 修了
今後について 民間企業に就職
新博士からのメッセージ 指導教員の加藤先生をはじめ研究室のスタッフ・先輩・後輩、またカリフォルニア大学デービス校の松井博士、東京工業大学の松島先生など多くの方々からご支援いただきまして学位を取得することができました。私は過去の地球における地球磁場の成因や特徴を数値シミュレーションの観点から研究してきました。来年度からは民間企業にて磁場を利用した分析装置開発をすることになります。研究を通して身につけた"磁場"に関する知識・スキルを最大限活かして、広く社会に貢献できる仕事ができるよう精進していきたいと思います。

長谷川 源

論文題目

6Li同位体交換によるリチウムイオン電池正極材中のLi拡散機構の研究

指導教員
(研究室名)
寺内正己 教授,物材機構全固体電池G 桑田直明 主幹研究員のもと委託研究
略歴 平成28年3月 東北大学理学部物理学科 卒業
平成30年3月 東北大学大学院理学研究科物理学専攻 博士課程前期 修了
令和3年3月 東北大学大学院理学研究科物理学専攻 博士課程後期 修了
今後について NIMSポスドク研究員(物材機構全固体電池G)
新博士からのメッセージ 博士課程での研究をつづけていく中,活動拠点の移動など様々なことがありましたが,河村先生,桑田先生,寺内先生をはじめとした多くの方に支えられ,博士課程を修了することができました.心から感謝申し上げます.今後も一研究者として微力ながらも社会に貢献していきたいと思います.

高根 大地

論文題目

角度分解光電子分光による点および線ノードトポロジカル半金属の研究

指導教員
(研究室名)
佐藤宇史教授 (光電子固体物性研究室)
略歴 2012年3月 芝浦工業大学柏高等学校 卒業
2016年3月 東北大学理学部物理学科 卒業
2018年3月 東北大学理学研究科物理学専攻 博士前期課程 修了
2021年3月 東北大学理学研究科物理学専攻 博士後期課程 修了
2018年4月 - 2021年3月 日本学術振興会特別研究員DC2
今後について 株式会社 日立製作所 東京研究所にて研究・開発職として勤務予定
新博士からのメッセージ 私は学部卒業研究から約6年間、トポロジカル半金属物質の角度分解光電子分光実験を行ってきました。電子が物質内部で素粒子物理学等で提案された別の粒子のような、不思議な振る舞いを示すトポロジカル半金属物質の研究の面白さは尽きることなく、忙しくも充実した大学院生活を過ごすことができました。指導教員の佐藤先生をはじめとした研究室のメンバー、共同研究者の方々には多大なご支援をいただきました。特に、イギリス、ドイツ、フランス、スイスの放射光施設での実験経験やケルン大学、NTT物性基礎研究所へのインターンシップなどの貴重な経験をさせていただいたことは、今後大きな糧になると考えています。今後は、民間企業で研究者として精進していきたいと思います。

岡本 遼介

論文題目

5V級スピネル型正極材料の構造・電子状態と電池特性の相関の研究

指導教員
(研究室名)
寺内 正己 教授 (電子線ナノ物理)
略歴 2006年3月 神戸大学工学部 応用化学科 卒業
2008年3月 神戸大学大学院 自然科学研究科 応用化学専攻 博士課程前期 修了
2008年4月 住友金属鉱山株式会社 入社 在職中
2020年 9月 東北大学大学院 理学研究科 物理学専攻 博士課程工期 修了
今後について 住友金属鉱山株式会社にて電池の研究をやっています。
新博士からのメッセージ 社会人ドクターコースで、仕事でもある電池材料の動作機序の分析をテーマに研究を行いました。指導教員の寺内正己教授をはじめとした、学内外の多くの方にご支援いただき、博士課程を無事に修了できました。心より感謝を申し上げます。博士課程を通して身につけた専門性を生かして、今後の社会人生活も精進していこうと考えております。

日置 友智

論文題目

A study on propagation dynamics of magnon-phonon hybridized waves by using time-resolved magneto-optical imaging(時間分解磁気光学イメージングを用いた マグノン—フォノン混成波ダイナミクスの研究 )

指導教員
(研究室名)
藤原航三教授, 東京大学工学部齊藤英治教授へ委託研究
略歴 2012年3月 宮城県仙台第二高等学校 卒業
2016年3月 東北大学理学部物理学科 卒業
2018年3月 東北大学大学院理学研究科物理学専攻 博士前期課程 修了
2020年9月 東北大学大学院理学研究科物理学専攻 博士後期課程 修了
今後について 東北大学材料科学高等研究所 助教
新博士からのメッセージ 齊藤先生はじめたくさんの方々のご指導の下、大変充実した環境の中で博士課程を過ごすことができました。 また、スピントロニクス国際共同大学院に支援いただき、合計半年ほどの実りの多い海外での研究経験も積ませていただくことができました。 今後も研究者として研鑽を積みつつ、自分が得られたような充実した研究環境を学生に提供できるよう、努力していきたいと思います。

埋田 真樹

論文題目

A study on coherent magnetic properties in Ferrimagnetic Insulator (強磁性絶縁体におけるコヒーレント磁性物性の研究)

指導教員
(研究室名)
藤原 航三教授、東京大学工学部 齊藤 英治教授へ委託研究(量子物性研究室)
略歴 2011年3月 静岡県立静岡高等学校 卒業
2016年3月 静岡大学 理学部 物理学科 卒業
2018年3月 東北大学 大学院理学研究科 物理学専攻 博士前期課程 修了
2021年3月 東北大学 大学院理学研究科 物理学専攻 博士後期課程 修了
2019年4月 - 2021年3月 日本学術振興会特別研究員DC2
今後について 博士研究員(日本原子力研究開発機構)
新博士からのメッセージ 大学院では、フェリ磁性絶縁体であるY3Fe5O12中の磁気ダイナミクスを用いた磁性物性の研究を行ってきました。入学から修了まで必死に駆け抜けた5年間でした。こうして無事、博士号を取得できましたのも指導教員である齊藤先生、藤原先生をはじめとした研究室の皆様や海外研修先でお世話になった研究者の皆様、そして在籍したスピントロニクス国際共同大学院プログラムの関係者の皆様といった数多くの方々のご助力あってのことだと思います。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。未だ修行の身ではございますが、東北大学での学びや経験を活かし、今後も研究活動に携われることに感謝しながら、新たな環境で邁進していきたいと思います。

CHEN YAO

論文題目

Spin and charge transport properties in magnetic materials with lowered symmetry 

指導教員
(研究室名)
藤原航三教授, 東京大学工学部齊藤英治教授へ委託研究
略歴 2011年 8月 広州市第二高級中学 卒業
2016年 3月 東北大学理学部地球物理学科 天文学コース 卒業
2018年 3月 東北大学大学院理学研究科物理学専攻 博士前期課程 修了
2021年 3月 東北大学大学院理学研究科物理学専攻 博士後期課程 修了
今後について ウエスタンデジタル合同会社に就職
新博士からのメッセージ 齊藤教授のもとでスピントロニクスの研究を行ってきました。東大に移籍された後でも継続的に自分を指導してくださり、心より感謝致します。大学院生として大変恵まれた環境で研究を行い、専門的な能力はもちろん、世界を見る視野も大きく広がったと感じております。これも多く方々のご指導・ご協力がない限りありえないことです。東北大学の九年間の経験を活かし、今後産業界でも様々なことに挑戦していきたいと思います。

富田 航

論文題目

半導体ナノワイヤを用いた機械素子の作製と共振特性に関する研究

指導教員
(研究室名)
山口 浩司 客員教授 (量子計測研究室)
略歴 2012年3月 富山県立富山中部高等学校卒業
2016年3月 東北大学理学部物理学科 卒業
2018年3月 東北大学大学院理学研究科物理学専攻 博士前期課程 修了
2021年3月 東北大学大学院理学研究科物理学専攻 博士後期課程 修了
今後について 民間企業へ就職
新博士からのメッセージ 私は仙台ではなく厚木のNTT物性科学基礎研究所での博士研究生活となりましたが、優れた研究設備が揃い、多くの優れた研究者の方々がいらっしゃる非常に恵まれた環境で4年半過ごすことが出来、とても幸せ者でした。研究を支えて下さった方々に報いることが出来るよう、博士出身のエンジニアとして産業界に貢献していきたいと思います。